今回ご紹介するのは、「BEASTARS ビースターズ」。
漫画本を手に取ると、オオカミの絵が表紙になっているのが特徴になっていますね。
その漫画が原作で、アニメ化もされていたので、観てみるととても独特の世界観でありながら、動物なのに人間らしいリアルな描写も面白い作品に仕上がっていました。
一気に観られるようなアニメになっていましたので、ご紹介できればと思います。
目次
アニメ「BEASTARS ビースターズ」のあらすじは?
舞台は、動物世界の高校、チェリートン学園。
この名門高校に通う動物たちがこの物語の主人公です。
その高校では、同じ動物を食べる肉食動物と植物しか食べない草食動物の両方が同じ空間で過ごしています。
肉食動物が「肉」を食べることはご法度とされていて、肉の味に似せたものを食べることで過ごし、肉食と草食の共存が保たれていました。
ある日、草食獣のアルパカが食い殺されるという事件が学園内で発生。
犯人は見つかることはなく、仲間の中の誰かが食べたのだと、疑念は膨らみ、不安が広がっていく。
その被害者のアルパカと同じ演劇部に所属しているハイイロオオカミの主人公・レゴシは、見た目に似合わず、とても心優しい青年。
そんな中、レゴシはある晩、今までにない奇妙な感覚に襲われる。
それは、肉食獣の本能だった。
心優しい青年だったレゴシは、ドワーフウサギの女子生徒を食べようと、思わずつかみかかってしまい…。
アニメ「BEASTARS ビースターズ」の声優は?
レゴシ 小林親弘
ルイ 小野友樹
ハル 千本木彩花
ジュノ 種﨑敦美
ゴウヒン 大塚明夫
小林親弘さんといえば、アニメ「ゴールデンカムイ」で主人公の杉元佐一役を演じられています。
また、メタルギアシリーズのスネーク役でおなじみの大塚明夫さんも出演されています。大塚明夫さんが声優陣に加わるとぐっと深みが増しますね。
アニメ「BEASTARS ビースターズ」は何が面白い?
擬人化された動物のリアルな世界というありそうでなかった世界観
動物が擬人化され、人間の言葉を話したり、人間とかかわったりなどファンタジーな世界のアニメなどはありそうですが、
このアニメは、完全に動物のみが登場し人間は出てきません。
ですが、擬人化された動物たちは、とても人間そのもので、恋愛したり、喧嘩したり、いじめもあったり、とてもリアルな世界で人間ぽさが出ています。
肉食動物と草食動物の間でのせめぎ合い
擬人化された動物たちは、”人間らしさ”が出ていて面白いのですが、
そこに、「肉食動物」と「草食動物」という食物連鎖の問題が絡み合います。
肉食と草食は、共存できるのか、恋愛は可能なのか、人間世界では観られない疑問や問題もこのアニメの見どころのひとつですね。
アニメ「BEASTARS ビースターズ」の作者は?
作者は、板垣 巴留(いたがき ぱる)さんという漫画家です。
実は、あの有名漫画家の娘さんということで話題になりました。
板垣という名前でピンと来た方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そう、板垣恵介さんの娘さんだそうです。
板垣恵介さんといえば、「刃牙」シリーズの作者として有名ですよね。
THE格闘技漫画といった絵も内容もとても濃い漫画であることが知られています。
これを聞くと、この「BEASTARS ビースターズ」も、そういったバキバキの格闘漫画なのかなと思う方もいらっしゃるかもしれないですが、全く異なり、とても女性らしい作風になっているなと感じました。