今回ご紹介するのは、「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」。
「ワイルド・スピード」シリーズといえば、スーパーカーや重火器がこれでもかというほど登場する、アクション好きにはたまらない人気シリーズですよね。
今作は、そのスピンオフ作品となっています。
「ワイルド・スピード」シリーズはまったく観たことがない…。全部観ないとだめなんでしょう?
と思いますよね。
ですが、本編のシリーズを観ていない方でも十分楽しめる作品に仕上がっていました。
「ワイルド・スピード」シリーズをあまり知らなかった私でもとても楽しめましたので、今回、ご紹介できればと思います。
目次
「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」(原題:Fast & Furious Presents: Hobbs & Shaw)2019年
点数:3.8/5.0点満点中
とにかく派手で、頭を空っぽにして観られる面白い映画です。
私は、友達とその場の思いつきで映画館で観ましたが、
シリーズ作品でありながら、登場人物も絞られていて、その全員がキャラ立ちがよいので、まったくの予備知識がなくても観られるという点でとても良作だと思いました。
コメディ要素も入れながら、しっかり肉弾戦と銃撃戦がつまっていて、なにか、昔よく観たアクション映画を彷彿とさせるようなシンプルなつくりが観た後にとても好印象でした。
とてもいい意味で「中身のない」良い作品に仕上がっていると思います。
「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」あらすじは?
娘と仲睦まじく毎日を過ごしているFBI捜査官ルーク・ホブスと、クールでスタイリッシュに高級スーツと高級スーパーカーを操る元MI6エージェント・デッカード・ショウの性格もスタイルも相対する2人。
そんな中、全人類の半分を滅ぼしてしまうといわれる新型殺人ウイルス兵器が盗まれるという事件が発生。
その2人のもとに、その事件の重要参考人、MI6女性エージェントのハッティを保護の任務依頼を受ける。
そのハッティは、デッカード・ショウの妹であった。
2人は協力を拒み、そりの合わないままであったが、ハッティと合流することに成功。
話をきくと、
ハッティは、テロ組織からウイルスを回収する際に、最新鋭の技術によって肉体を超人的に改造した戦士ブリクストンに襲撃を受け、自身の体内にウイルスを注入することで、テロ組織からウイルスをかろうじて回収していたのであった。
だが、一刻も早くウイルスを対外に抽出しなければ、ウイルス感染体になってしまうという。
はたして、超人的な力を持つ敵テロ組織に打ち勝ち、ウイルスから世界を、妹を、助け出すことはできるのだろうか…!
「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」キャストは?
ルーク・ホブス ドウェイン・ジョンソン
デッカード・ショウ ジェイソン・ステイサム
ブリクストン イドリス・エルバ
ハッティ・ショウ ヴァネッサ・カービー
「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」監督は?
監督は、デヴィッド・リーチです。
「デッドプール2」の監督を務め、「ジョン・ウィック」シリーズの制作にも携わっているようですね。
「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」どこが面白いの?
「ワイルド・スピード」シリーズを全く知らなくても観られる
通常、シリーズものだと、そのシリーズを1から観ていないと話の流れなどがわからなくなって観られなくなってしまうことが多いのですが、
この「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」では、その心配は一切なく、シリーズに登場するキャラクターが主役となっていますが、その相関図的なものに複雑さはなく、観ていてわからない場面はないと思います。
私自身、「ワイルド・スピード」シリーズは知っていましたが、そこまで詳しくはなく、主役2人の役回りなども知らないままで観ていましたが、すんなり頭に入ってきたので、面白く観られましたね。
登場人物がまとまっている
最近のアクション映画といえば、主役級のキャラクターが多数集まって巨大な敵と立ち向かう的な映画が多くなってきているかなと思います。
作を重ねるごとにその登場人物は増えていき、メンツは豪華になっていくのですが、観ているときに、登場人物を覚えるだけで大変になっていたりしませんでしょうか。
顔やしぐさなどが似ていたり、キャラが立っていなかったりすると余計に大変ですよね。
私は、「ハリーポッター」シリーズがまさにそれで、学校が舞台ということで、どうしても登場人物が多くなってしまい、さらに敵味方の裏切りなんかもあったりすると、頭の中がこんがらがってわけが分からなくなってしまいました。
ですが、この「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」では、
ほぼ登場人物としては、主人公の2人、ヒロイン1人、敵1人の計4人だけわかっていれば、通して観ていられます。
そして、その全員がキャラ立ちがしっかりとしているので、覚えようとしていなくても、意外と名前も覚えてしまっているかもしれませんね。
どうしても面白くしようとすると、登場人物を次々と登場させて、展開をつくっていきたくなりがちですが、
これだけ主要な登場人物を減らして、シンプルに作っているのにもかかわらず、面白さをしっかりと演出できているのは、とてもすごいことだなと思いました。
話の流れがシンプル
上記の2つにもつながることですが、とても話の流れがシンプルで、この映画の序盤を見逃して観たとしてもなんとなく話が分かるような気がします。笑
主人公が明白で、ヒロインが明白で、敵役が明白。
そして、その全員が戦いのプロで最強。
コメディ要素を入れながら、常に無双し続けるような展開で、観ていて痛快です。
まるで、昔のシュワちゃん映画やセガール映画を観ているような安心感ですね。笑
「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」は、吹き替え版がおすすめ!
この「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」は、吹き替え版がおすすめです。
この映画は、よくある、話題づくりのために作中のキーパーソンに、声優を本業としていない有名芸能人や俳優を使って吹き替え版を作成しているということがありません。
主人公の一人、ルーク・ホブス役には、「24」シリーズのジャック・バウアーなどの吹き替えを担当している小山力也さんが担当。
もう一人の主人公デッカード・ショウ役には、ジェイソン・ステイサム担当としておなじみの山路和弘さんが担当。
ショウの妹でキーパーソンである女性M16、ハッティ役には、3代目峰不二子担当の沢城みゆきさんが担当。
敵役で超人的な肉体を持っているブリクストン役には、様々なバラエティ番組のナレーションや映画俳優の吹き替えでおなじみ、山寺宏一さんが担当しています。
どの方も、主役級の吹き替えを担当している声優さんとあって、とても豪華なメンバーでの吹き替え版となっています。
ですので、吹き替え版でこの映画を観ていたとしても、登場キャラクターのイメージを害すことなく、まったく違和感を感じずに観られるのではないかと思います。
ぜひ頭を空っぽにして観てもらいたい映画ですので、普段から字幕版でしか映画を観ないという方々も、今回は吹き替え版で観てみてはいかがでしょうか?
「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」はアマゾンプライムで観られる?
2020年4月11日から、配信しています。
この作品は、字幕版、吹き替え版ともに配信されているので、お好きな方を選ぶことが可能です。
おわりに
たまたま観にいった映画で、「ワイルド・スピード」シリーズということで、登場人物などを知らない中で観ても大丈夫なのか心配しながら観ていましたが、まったくその心配も杞憂で、観終わった後はとても納得のアクション映画でした!
憂鬱なときなんかに、スカッとしたい!
そんな時に、ぜひ頭を空っぽにして観ていただければと思います!!